不動産系のブログをやっていて、賃貸の記事もいくつか書いているからなのか、先日このようなご質問が届きました。
もちろん一般的にはダメだよ!
でも、手順を踏めばOKなことも多いから説明していくね
結論から申し上げて、賃貸借契約において、勝手に水栓を取り換えるのはNGとしているのが一般的です。
賃貸借契約書の禁止事項に該当する場合もありますので、注意が必要です。
それでも、交換ができないというわけではありません。
きちんと手順を踏めば、むしろOKしてくれる大家さんも多いでしょう。
今回はせっかくご質問いただいたので、「賃貸借契約における水栓の取り換えについて」という固い内容ではなく、「ミラブルキッチンを賃貸住宅に取り付けるには?」という切り口で書いていきますね。
Renと申します。 宅建士の資格を取得後、不動産・建設関係の仕事をしておりました。 宅地建物取引士(宅建士)・1級土木施工管理技士・1級建築施工管理技士等の資格を保有しています。
ミラブルキッチンとは?
私のように、ミラブルキッチンってなに…?っていう人のために、簡単に説明しておきますね。
私がいろいろ説明するよりテレビCMをご覧いただいた方が早いので、こちらをご覧ください。
ミラブルキッチンの強みはなんといっても、ウルトラファインバブルを含む水流によって、手にうるおいを与えつつ油汚れをすっきり落とすという点。
ISOで定められた国際標準規格1um未満の泡のこと。
マイクロバブルよりさらに小さく、優れた洗浄力を持っている。
簡単にまとめます。
- 肌にうるおいを与える
- 油分への吸着作用があるので、油汚れに効果的
- 吸気混合方式で、同じ水圧なのに節水
- 食材への浸透力が期待できるので時短調理◎
食器洗いで手が荒れがちになる人は多いですよね。
ミラブルキッチンのウルトラファインバブルを含むミスト水流は肌に潤いを与えてくれるので、手荒れに悩む人にもおすすめ。
また、頑固な油汚れに効果があります。
さらに、食材への浸透力が期待でき、時短調理での料理におすすめで、煮込み料理に最適とのこと。
初期抽出力にも効果を発揮するそうで、この辺はさらなるエビデンス(科学的根拠)を現在取得中とのことです。
今回、この記事を書くにあたってミラブルキッチンのことを調べましたが、調べれば調べるほど、ミラブルキッチンが欲しくなってしまいました…
より詳しい内容を知りたい人は下記公式ページをご覧ください。
ミラブルキッチン賃貸住宅でミラブルキッチンを設置するには
それでは、本題を書いていきましょう。
なお、今回はミラブルキッチンを設置するには、という形式になっていますが、基本的には他の設備についても手順はほとんど同じです。
手順1:賃貸借契約書を確認する
まずは賃貸借契約書を確認しておきましょう。
特に注意すべきは禁止事項と、特約の部分ですね。
こちらで一応確認しておきましょう。
また、たまになのですが、古い物件の大家さん自体は「気になるところがあればいじっちゃっていいからね~」といわれていたとしても賃貸借契約書上はNGとなっている場合があります。
これは、賃貸借契約書をひな形のまま、いじらずに使っているなどしているためで、注意が必要ですね。
一般的に、設備を勝手にいじるのはダメになっていますので、手順2に進みましょう。
手順1の補足説明
よく質問掲示板などで「退去時に原状回復すれば、わかんないから無断でOKだよ」なんて回答している人がいます。
確かに、運が良ければ分からないかもしれません。
が、普通にばれることはよくあります。
私も、宅建士をしていながら大家もしているので、こういうケースは目にしたことがありますね…
まず、大家さんや管理会社が巡回中に業者が来てしまうパターンです。
修理の問い合わせもしてないのに、建物に業者が来ていれば、「何かあったんですか」と確認してきます。
最悪、業者に確認されてしまうと、無断で水栓を交換しているのがばれてしまいます。
禁止事項に該当している場合は、退去させられる可能性もあるので注意が必要です。
次に、賃貸中のお部屋で修繕をしてもらう必要が出た際、管理会社がお部屋を見に来ます。
水栓が変わっていれば、管理会社はほぼ気が付きます。
手順2:管理会社、大家に相談
禁止事項となっていても、あきらめずに大家さんに相談してみましょう。
一般的には、賃貸住宅には管理会社がいるので、管理会社に相談する形になるでしょうね。
確認する項目は以下の通りです。
- キッチンの水栓を取り換えていいか
- 取り替えていいならば、原状回復の必要があるか
まずは、キッチンの水栓を取り換えていいかどうかを確認しましょう。
取り替えてよいということであれば、原状回復が必要かどうかを確認します。
ただ、ミラブルキッチンは高価ですので、借りる側からすると退去時には原状回復して安い水栓を付けなおしたほうが良いでしょうね。
なので、管理会社に相談する際は「キッチンの水栓を取り替えたいのですが、こちらの負担でやりますので、よろしいでしょうか?施工は業者がやりますし、退去時には原状回復いたします」という感じでしょうか。
ちなみに、ミラブルキッチンは商品のみ購入することも可能なようですが、ご自分で設置するのは、おすすめできません。
素人が施工して万が一水漏れでもしたら大変なことになります。
手順2の補足説明
大家としての体感ですが、入居者が設備をいじりたいといってくることは、結構よくあることです。
大家として、OKを出すかどうかの判断基準は、施工を業者がするのかどうかですね。
特に水回りを自分でいじるなどといわれれば、私であればOKしません。
万が一、その工事が原因で水漏れが発生した場合、入居者に修繕費用を請求することになりますし、さらには下の階に被害が及んでいれば、そちらの対応もしなければなりません。
きちんとした業者がやるのであれば、原状回復を条件としてOKすることは多いですね。
ウォシュレットなんかだと、故障が来たりして面倒ですので基本的には原状回復をしていただいてます。
キッチンの水栓交換であれば、原状回復しなくてもいいですよとお答えすることもありますね。
もし原状回復の必要はないという回答で、あなたも原状回復したくないということであれば、当然ながら原状回復の必要はありません。
その場合、心配であれば管理会社に依頼して、言った言わないにならないように覚書等を交わしておきましょう。
手順3:ミラブルキッチンの設置
大家からOKが出たら、いよいよミラブルキッチンの導入ですね。
- ミラブルキッチンを購入
- ミラブルキッチンの商品が発送される
- 商品に同封の「工事代金支払い済み証」のフリーダイヤルに電話する
- 電話で工事日程を予約
流れはこんな感じになります。
原状回復が必要な場合、施工業者には退去時に原状回復工事をする旨と、原状回復できるように既存の水栓を破棄等しないように伝えておきましょう。
ミラブルキッチンの設置が可能なタイプと不可能なタイプもありますので、注意が必要です。
ツーホール水栓タイプが不可ということで、古いタイプのアパートだと厳しいかもしれませんね。
賃貸住宅でミラブルキッチンを設置する際は大家か管理会社に相談を
基本的には、勝手に取り換えるのはNGだと思っておきましょう。
後々トラブルにならないように、大家や管理会社に確認をとってから設置するようにしましょうね。
勝手に取り換えているのがばれると結構印象が悪くなって、追い出されなくても要注意人物としてみなされてしまいます。
手順をしっかり踏めば、OKといってくれる大家が多いですので、ぜひ管理会社などに問い合わせてみてください。
ミラブルキッチンの公式サイトはこちらから↓
ミラブルキッチン